Bloodywood(ブラッディウッド)が来日、
その盛り上がりは凄いもので会場は超超満員!
チケットも東京公演は売り切れ、
グッズもほとんど売り切れだったようです!
と、SNSでは大きな話題ですが、
Bloodywoodって一体何者?
2016年にインドのニューデリーで結成されたバンドで、
元々はポップソングをメタルカヴァーするバンドでした。
Youtuberに動画を上げていたところ再生数が上がっていき、
お遊びバンドから本格的なベンドへとシフト。
完全なオリジナルバンドとして活動することとなりました。
このようなカヴァーをやっていました。
そのサウンドとは言うと、
インドの民族音楽とラップメタル、
LINKIN PARK、RAGE AGAINST THE MACHINEが融合したサウンド。
インドで用いられる民族楽器、
両面太鼓の「ドーラク」や
弦楽器の「トゥンビ」などがエスニックな雰囲気を醸しだし、
英語、パンジャブ語(パンジャーブ地方の言語)、
ヒンディー語(インドで最も多くの人に話されている言語)で、
インドの社会問題や政治、いじめや鬱病、精神疾患など、
シリアスな問題に切り込む歌詞で、
ノリが良くもかなり真面目なものとなっています。
METAL HAMMER誌でも2022年に注目すべきバンドとして取り上げられましたが、
なぜ日本でこんなにも人気が出たのか?
実は今回の来日が初ではなく、
FUJI ROCK FESTIVAL ’22で初来日を果たしていました。
グリーンステージのパフォーマンスは当時リアルタイムで無料放送され、
緑溢れるステージでエスニックかつメタルなサウンドが大評判!
「Bloodywood」や「インドのメタルバンド 」が
Twitterトレンド入りするなど大盛り上がりでした!
当時の模様はこちら!
FUJI ROCKはどちらかというとメタルと言うよりもロックが中心のフェス。
ですが動画ではメタルファンも以外でも多くのロックファンが盛り上がっており、
一躍日本でも注目されるバンドとなりました!
エスニックかつラップなサウンドでありますが、
ポップサウンドのメタルカヴァーをやっていたからか、
そのメロディも凄く印象的で一緒に踊りたくなってしまうんですよね。
ギターやフルート、作曲を手掛ける中心人物、
Karan Katiyar「カラン・カティアール」はなんと元々企業弁護士。
その地位を捨ててまでバンドを結成したのは、
Jayant Bhadula「ジャヤント・バドゥラ」のヴォーカルに感銘を受けたから。
一大決心であったと思いますが見事に成功しています!
とはいえFUJI ROCKから1年後というかなり早いタイミングで再来日。
それでいて多くのメタル・ファンが足を運び大成功したのは意外でした。
無料配信で多くの人が見ていたとはいえ、
FUJI ROCKの性質上、生でBloodywoodを見ていたメタル・ファンは少なかったはず。
なのに多くの方が会場に足を運ぶのを多く見て、
(Twitterのフォロワーさんで多くの方が見に行っているのを目にしました)
純粋にサウンドに惹かれて盛り上がるというのはなんとも感慨深いです。
どちらかと言うとメタルのライヴは、
「あの有名バンドの〜」だったり、
「あの名盤を完全再現〜」といった保守的なイメージも強いため、
それを打ち破った意味でもBloodywoodの功績は素晴らしいです。
今回の来日大成功を受けて、
単独での来日はもちろん、
FUJI ROCKやSUMMER SONICなど、
メタル以外のフェスでも目にする機会が増えてきそうです。
他にもこんなサウンドがしっかり評価されて人気が出るバンドが増えて欲しいですし、
日本からもこんなバンドが出て世界進出して行って欲しいですね!