2024/07/26夏に着るとめちゃ熱い！メタルＴシャツはなぜ黒なのか？
7月も下旬になり夏真っ盛り！
Ｔシャツ大活躍の季節は嬉しいですが、
外に出ると湿気も相まって異常とも言える暑さ！
特にメタルといえば黒Ｔシャツばかりですので、
その暑さがより際立ちます。
黒は熱を吸収するなんて言われますが実際の所本当の話で、
この吸収してしまう効果のため、
Ｔシャツ自身が熱くなってしまうのです。
とある実験によると様々な色のシャツを干して、
その温度上昇を調べたところ、
白は30度ほどに対し、
黒は50度ほどになってしまいました。
その差はなんと20度で、
Ｔシャツの色だけでこんなに差があるのです。
しかしながらしまってあるメタルＴシャツのほとんどが黒のＴシャツ･･･。
黒以外のメタルＴシャツ、バンドＴシャツを持っている方は、
そう多くないのではないかと思われます。
しかしなぜメタルＴシャツは黒ばかりなのでしょうか？
まず第一に思い浮かぶのはイメージでしょうか。
「ヘヴィメタル！」との言葉通り、
非常に重いイメージがあります。
色の中でも軽く感じる色、重く感じる色があり、
基本的には明度が高いと軽く感じ、
低いと重く感じます。
そこからくるイメージから、
黒のＴシャツというのはあるかもしれません。
さらにメタル自身のイメージとしても、
ドラゴンやモンスター、剣と魔法の中世世界など、
攻撃的なものが多々あります。
黒も攻撃的なイメージがあるので、
それともしっかりマッチしているのでしょう。
第2にデザイン。
メタルＴシャツを始め、バンドＴシャツ系は、
アルバムのジャケットをデザインするケースが多いです。
アルバムのジャケットは、
アルバムの内容をそのまま表した印象的なデザインが多く、
派手なものも多いですので、
そういったデザインにも黒はぴったり合います。
例えばMETALLICA のＴシャツを思い浮かべると、
1stの「Kill 'em All」の血染めのハンマー・デザインは、
赤と黒の組み合わせが相性抜群。
2ndの「Ride the Lightning」は、
青と白を基調としたデザインで、
重厚感と危険さがあふれ出ています。
このデザインを黒がバックになることで、
重厚感と危険さをより引き立てています。
3rdの「Master of Puppets」全体的に赤暗い色合いで、
無数の十字架と上空の巨大な手が、
なんとも恐怖感を煽るデザイン。
これもバックが黒な事によって、
重厚感をより引き締め、
アルバムのイメージを更に強力にしています。
4thの「...And Justice for All」ですと、
全体的に白のカラーリングですので、
女神像だけ抜き出して黒のＴシャツにデザインすればバッチリ決まりますが、
ここまで白のカラーが強いと、
白のＴシャツにデザインした方がハマりますね。
といった感じで基本的にはアルバムジャケットと黒のＴシャツは相性がいいので、
こういった理由で黒が使われている可能性は高そうです。
お手持ちの名盤ジャケットのＴシャツが、
黒以外の生地だとイメージすると･･･
かなり違和感のあるものが多いと思います。
アルバムジャケット以外でも、
ドラゴンを始めとしたモンスター、
悪魔や死神に髑髏、鎧を着込んだ中世の兵士に、
光輝く伝説の剣･･･。
緻密に描かれたものが多いのですので、
これらを際立たせるためにも、
黒が使用されているのではないかと思います。
バンドのロゴについても、
大半のバンドが作り込まれた唯一無二のデザインで、
このロゴを強調するにはやはりバックはシンプルなものが一番。
となると白か黒になりますが、
重厚感をと考えると必然的に黒になりますね。
暗黒との言葉がありますが、
黒は基本的に「暗い」、「重厚」、「恐怖」、「絶望」、
「神秘」、「威厳」、「圧力」などといったイメージがありますが、
実際の所黒をメタルに置き換えても、
イメージとして同じ部分は多いですね。
こういった共通点からも、
黒との相性は抜群で、
メタルＴシャツ＝黒のイメージとなっているのかもしれません！
ですがこの日本の暑い夏では、
黒のＴシャツを着ているだけで体力を奪われる日々･･･。
この時期のライヴやフェス、そして物販なんかはかなりキツいですので、
たまには黒以外のＴシャツを見つけ、
新しい鋼鉄生活を送ってみてはいかがでしょうか？
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