2024/06/14メタルに年齢関係なし!サークルピットで楽しむおばあちゃん!
2024年6月5〜8日にスウェーデンで開催されたHR/HMフェスのSweden Rock Festival。
JUDAS PRIESTにALICE COOPER、MEGADETH、
JOURNEY、FIVE FINGER DEATH PIUNCHI、BRUCE DICKINSON、
EVANESCENCE、MICHAEL SCHENKER GROUP、W.A.S.P.を始め、
様々なバンドが出演します。
日本ではそうそう見ることが出来ない豪華さですので、
なんともうらやましい限りですが、
このフェスでとても微笑ましい出来事が発生。
フェス最終日の8日、BLAKLADER STAGEの最後を飾る、
Igorrr(イゴール)の時間帯でした。
フランスのミュージシャン、
Gautier Serre「ゴーティエ・セール」のソロプロジェクトから、
バンドの発展したバンドで、
エレクトロな雰囲気のブレイクコアかと思いきや、
ヘヴィメタル然とした正統派リフ、
ブラックメタルの暗黒の世界観、
クラシック・ミュージック、
そして女性ソプラノ・ヴォーカリストをも取り込んだ、
唯一無二の世界観を作り上げています。
夕方18時頃にIgorrrのライヴがスタートし、
イントロからParanoid Bulldozer Italianoが流れたのですが、
そこで70歳は超えていると思われるおばあちゃんが、
手押し車を押しながらモッシュの先頭に立って、
サークルピットを作り上げます!
通常サークルピットはもちろん、
モッシュ系は激しいモノばかり。
体をぶつけ合い、時には殴り合いになりそうなほどですが、
今回ばかりは違いました。
おばあちゃんに気を遣ってスピードかかなり緩め、
モッシュというよりはゆっくりとしたかけっこのような感じで、
なんとも微笑ましいものでした。
流石に迷い込んだとかではないと思うので、
やはり純粋に曲を楽しんでいたのでしょう!
正にメタル大国スウェーデンと言うことでうらやましく感じますね!
ちなみにこのIgorrrですが日本との関わりも深く、
アニメ化もされたダーク・ファンタジー「ドロヘドロ」のサントラに、
作品の世界観を表現した混沌サウンドの「Dorohedoro」を提供。
そしてニワトリ好きが高じて、
餌を利用してニワトリがピアノを演奏する動画を作成したところ、
日本のNHKからも取材を受け、
テレビでこの動画について語っていました!
とおばあちゃんを虜にするサウンドでしたが、
年配の方がメタルで盛り上がっているのを見るとあることを思い出します。
今から20年近く前の
2005年5月11日石川厚生年金会館(現・本多の森ホール)での、
JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)公演。
当時メタルが好きでタワレコで働いていたのですが、
このJUDAS PRIESTが初の洋楽メタルライヴでした。
ロブ・ハルフォードが復活したANGEL OF RETRIBUTIONでのツアーで、
「最高!」といえる内容でしたが、
僕の隣の席は60を超えた白髪のお爺ちゃん。
その時はこんなおじいちゃんでもメタルを聴くのか?
と思っていましたが、ライヴが始まるとめちゃくちゃ盛り上がっており、
僕もこうなりたいと思うと同時に、
「真のメタル・ゴッド」だと感じました。
流石に声をおかけすることなど出来ませんでしたが、
今でも元気にメタルを聴いてらっしゃるのでしょうか?
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