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2026/06/12バンド達の苦悩。高すぎるライヴ会場でのバンドTシャツ販売手数料問題。
バンド達の苦悩。高すぎるライヴ会場でのバンドTシャツ販売手数料問題。

 

 

こんにちは!
メタルTシャツオンラインショップ
"METAL IS FOREVER" 店長の本間です!

ライヴの醍醐味といえばその爆音と臨場感、
CDと寸分たがわぬテクニックまたは
2度とは聴けないアドリブプレイを間近に感じること、
そしてTシャツなどのバンドのマーチャンダイズを購入することではないでしょうか?

通常の服でも実際に見た方が服の良さがわかるのと同じく、
いやそれ以上にライヴ会場で見るメタルTシャツは、
より熱く、より輝き、より攻撃的に魅力的に見えます。

そんなライヴ会場でのTシャツ販売ですが、
とある問題が発生しているようです。

今回大きな話題となったのが、
アメリカのメタルコア/ポスト・ハードコアバンド、Silent Planet。

プログレやアンビエント要素も取り入れたメタルコアサウンドが人気のバンドです。

そのSilent Planetですが、
イタリア・ミラノにある施設Alcatrazで公演を行うも、
会場側が、Tシャツなどマーチャンダイズの売上総額の25%を販売手数料を要求、
さらに22%の税金を支払うよう求められ、
これに抗議すべくヴォーカルのGarrett Russellは、
ライヴ中、客席にTシャツを投げ入れました。



 

 
 
 
 
 



実に半分近くの売り上げが持っていかれてしまいます。

現在はCDが売れない時代、
サブスクも利益は雀の涙ほどのため、
バンドはツアーを行い、マーチャンダイズを販売することで利益を得て、
なんとかバンドを存続させています。

物販の販売手数料問題はたびたび話題となりますが、
日本でも物販の販売手数料は発生する場合があります。

僕自身ライヴ主催やイベント開催を行いますが、
小規模なライヴハウスですと販売手数料が発生しないケースが多いです。

ただライヴハウス以上、ある程度の規模の会場となると発生するのは、
とあるバンドマンの方から聞いたことがあります。
(その際は今回の件ほど高くはなかったですが、
今はもっと上がっているかもしれません)

しかし販売手数料を取るのが悪いかというとそうではなく、
大きな会場であればスペースはそれなりに必要ですし、
陳列用のテーブルや動線のための仕切りなどは必要ですし、
状況によっては案内などのスタッフや警備員が必要、
さらに人件費も上がっているので、
ある程度のコストが発生するのは理解できます。

とはいっても販売手数料が25%、
物販で300人が1万円分購入したとすると300万。

そこから75万も持っていかれるわけですから、
バンド側にとってはいい気はしません。

仮に1,000万円売り上げたら250万円持っていかれますからね…。

契約とはいえさすがに看過できるレベルではないですね。

バンドとしては利益を出すために金額を上げざるを得なくなりますが、
あまりに高額だとファンもお金を出しにくくなり、
事情を知らないファンにとっては、
「金儲けかよ!」と思われかねません。

利益を出すために会場ではなく、
後日通販などの手もありますが、
せっかくのライヴでTシャツが買えないのはガッカリですし、
送料も発生し、なにより発送の手間もかなりかかります。

さらに通販ですとクレジットカードや代引きなどの方法となりますが、
これはすぐには現金化できません。

通常ですと1〜2か月ほどの間をおいて入金されることとなるかと思います。

資金が潤沢でないバンドにとってはこのラグは痛いですね。


この問題、実際数年前からも海外を中心に話題となっており、
アメリカのバンド、Bad Omensのノア・セバスチャンは
「(これを回避するために)ライヴ会場のグッズ売り場でオンライン購入するか、
オンライン購入したものを会場で受け取るのは本質を見失っている」とコメント。




フランスのミュージシャンGautier SerreによるソロプロジェクトIgorrrは、
2023年のギリシャ、アテネ公演で25%の販売手数料に納得がいかず、
交渉したものの歩み寄ってくれることはなく、
そのためグッズの販売を停止しました。

この時も大きな話題とはなりましたが、
3年経っても状況は改善していないようなのが残念です。

EXODUSのゲイリー・ホルトが、
「俺たちはミュージシャンではなくTシャツのセールスマンだ!」と、
音楽では生活ができず、グッズを売って生活する状況を痛烈に皮肉りましたが、
それすらも困難な状況となってきています。

チケットでも度々問題となるこの手数料。

なくせとまでは言いませんが、
お互いウインウインとなるような仕組みになっていってほしい所です。


P.S.

そういえば2022年のGUNS N' ROSES来日公演、
LOUDNESSがサポートアクトでしたが、
ガンズの意向ということで通常4,500円のTシャツが、
この時は5,500円になっていましたね。

販売手数料の問題だったのか、
バンド側がTシャツの値段を統一したかったのか…。


 

 

 

著・METAL IS FOREVER店長 本間(2026/6/12)

 

 

 

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