BABYMETALの4thアルバム、METAL FORTHが全米アルバムチャート、
所謂ビルボード200で9位にチャートインしました！
自身初のトップ10入りで、
日本のグループとしても初のトップ10入りという快挙を達成です！
LOUDNESSのTHUNDER IN THE EASTがビルボード最高74位、
LIGHTNING STRIKESが最高64位、Hurricane Eyesが最高190位、
E・Z・O（FLATBACKER）のE・Z・Oが最高150位、
DIR EN GREYのUROBOROSが最高114位と、
レジェンド、海外で人気のあるバンドでもトップ10入りは難しい状況。
前作METAL GALAXYは13位ともう少しだっただけに、
遂に！という感じですね。
海外に目を向けてもHR/HM系でトップ10入りを果たしたバンドは数えるほどで、
そのレジェンド達と並ぶまでになっています。
そこで今回はそんなビルボードトップ10入りを果たしたレジェンド達を見ていこうと思います！
その中でもレジェンド中のレジェンド、ロック・モンスターと言えばMETALLICA。
1991年のMETALLICA、通称ブラック・アルバムで初のビルボード1位を獲得。
Enter Sandmanといったヒット曲も収録し、
スラッシュからヘヴィネス路線になったことで、
ファンを大きく増やすこととなりました。
その後もLoad、Reload、St. Anger、Death Magnetic、Hardwired... to Self-Destructと
驚異の6作連続1位を獲得！
72 Seasonsこそ2位となってしまいますが、
それでも恐ろしい記録で、
正にメタル、ロック界の最強バンドとなっています。
続くモンスター･バンドはGuns N’ Roses。
デビュー･アルバムAppetite for Destructionは初登場こそ184位だったものの、
その後Welcome to the JungleのMVが話題となって売れまくって、
最終的には1位を獲得することとなります！
デビューからの全米1位･･･。
正にアメリカン･ドリームを掴んだバンドでした。
その後EPのG N' R Liesが2位、
Use Your Illusion I、 IIが1，2位を独占、
パンクカヴァーの"The Spaghetti Incident?"でも4位、
ベスト盤のGreatest Hitsでも3位、
Use Your〜以来17年ぶりのChinese Democracyでも3位を獲得するなど、
トップ10入りどころかトップ5に入っているという凄まじさです！
Van Halenは2ndアルバム、Van Halen II「伝説の爆撃機」で6位と初のトップ10入り。
その後もWomen and Children First「暗黒の掟」で6位、Fair Warning「戒厳令」5位、
Diver Down「ダイヴァー・ダウン」3位と抜群の安定感！
1984では2位と1位は逃しましたが、
その時の1位はマイケル・ジャクソンのスリラー。
その中にBeat It「今夜はビート・イット」が収録されていますが、
ギターソロをエディ・ヴァン・ヘイレンが弾いているという不思議な縁も！
その後サミー・ヘイガーが加入した5150では初の1位を獲得し、
OU812、For Unlawful Carnal Knowledge、Balanceと連続で1位を獲得し続け、
Van Halen IIIこそ4位となるものの、
最後のアルバムA Different Kind Of Truthで2位と有終の美を飾ることとなりました。
また2枚のベスト盤をリリースし、
Best Of Volume 1が1位、The Best Of Both Worldsが3位と圧倒的。
デビュー・アルバム、ライヴ・アルバムもトップ20には入っており、
ヴォーカル交代があっても安定した人気を誇るバンドでした。
Bon JoviはSlippery When Wetで初の1位を獲得すると、
次作のNew Jerseyも1位を獲得。
グランジ・ブームでもあってKeep The Faithが5位、These Days、Crushが9位となるも、
Bounce、Have A Nice Dayでは2位を獲得し、
Lost Highwayでは日米で同時1位、The Circle、What About Nowも1位となりました。
Burning Bridgesは13位となり、
This House Is Not For Saleで1位、2020で19位、
Foreverでは5位と長く活動しながら抜群の安定感を誇っています。
DEF LEPPARDはPyromania「炎のターゲット」で2位となり、
Hysteriaで遂に1位を獲得！
Adrenalizeでも連続して1位を獲得し、
その後も20位以内には入る根強い人気を見せています。
AEROSMITHはRocksで3位となって初のトップ10入り。
その後もPumpの5位など安定したセールスですが、
Get a Gripで1位を獲得し、続くNine Livesでも1位！
Big Ones、O,Yeah!The Ultimate Aerosmith Hitsといったベスト盤もトップ10入りし、
ブルース・カヴァーのHonkin' on Boboでも5位を獲得しており、
アメリカでの人気の高さがうかがえます！
Mötley CrüeはTheatre of Painの6位でトップ10入りすると、
Girls, Girls, Girlsで2位、Dr. Feelgoodで遂に1位を獲得！
その後グランジ、オルタナ・サウンドとなったセルフ・タイトル曲を始め、
New Tattoo以外ではトップ10入りを果たしました！
最終作のSaints of Los Angelesでも4位を獲得したのはスゴいの一言！
MEGADETHはCountdown to Extinction「破滅へのカウントダウン」で2位となり、
Youthanasia、Cryptic Writingsとトップ10入り！
その後は若干セールスを落とすも、
United Abominations以降はTh1rt3enが11位で、
それ以外はトップ10入り！
Dystopia、The Sick, the Dying... and the Dead!とますます人気になっていました！
SLAYERはそこまでトップ10入りに縁が無いのですが、
Divine Interventionで8位、Christ Illusionで5位、
Repentlessで4位と凶悪な内容でもトップ10入りを果たしています。
同じくBIG 4（スラッシュ四天王）のANTHRAXも
Sound of White Noiseで7位、
For All Kingsで9位と複数のトップ10入りを果たしています。
鋼鉄神JUDAS PRIESTは実はチャートとは縁が無いですが、
Redeemer of Soulsで6位、Firepowerで5位と近年ではチャート上位を獲得しています。
WHITESNAKEはWhitesnake「白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」が2位！
これはマイケル・ジャクソンのBADに次ぐものでした！
メンバーは代わってしまいましたが、
続くSlip of the Tongueでも10位となっています。
SKID ROWはデビュー･アルバムSkid Rowで6位、
次作Slave To The Grindでは全米1位となりました！
その後のセールスには恵まれていませんが、
デビューからの活躍は凄まじいものがありました。
SLIPKNOTはデビュー作は51位でしたが、
次作のIOWAが3位で後は1位か2位と圧倒的。
All Hope Is Gone、.5: The Gray Chapter、
We Are Not Your Kindでは3作連続の1位を獲得しています。
現代のヘヴィ･モンスターTOOLはÆnimaで2位を獲得後、
10,000 Days、Lateralus、10,000 Days、
Fear Inoculumで1位を獲得しています。
あのヘヴィでカオスな音楽性で連続1位は凄すぎです･･･。
同じくSYSTEM OF A DOWNもToxicity、
Mezmerize、Hypnotizeで1位を獲得しており、
カオスでヘヴィなサウンドのMASTODONは、
The Hunterで10位、Once More 'Round the Sunで6位、
Emperor of Sandで7位と2000年代後半からトップ10入りしています。
他にも今のHR/HM界を代表する存在として、
SLEEP TOKENの4thアルバム、Even in Arcadiaが1位を獲得。
GHOSTはMelioraが8位、Prequelleが3位、
Imperaが2位、Skeletáで遂に1位となっています。
実際の所トップ10入りは簡単な話ではないですが、
結構な数のバンドがトップ10入りしています。
日本ではなかなか海外のチャートに食い込むのは難しかったのでようやくといった感じですね！
チャートが全てではないがチャート上位になれば注目度も変わってきます。
実際にトップ10入りをしたことで、
今回芸能ニュースでも多数取り上げられ、
話題にもなっていました。
メタルを聴く人が少ない･･･なんて言われる昨今、
これは停滞しているシーンにとってはよい材料ですね。
バンド側としてもシーンが活性化していなければ曲を作ってもなかなか多くの人に聴いてもらえず、
ライヴも集客少なく、物販もなかなか売れないなんてことは避けたいですので、
このBABYMETAL トップ10入りが活性化の一つとなってほしいものです。
それでは最後にBLACK SABBATH、オジーのチャートを見てお別れです。
BLACK SABBATHはMaster of Realityの8位で初のトップ10入り。
その後チャートとは縁が無かったのですが、
再結成、そして最後のアルバムとなった「13」で1位を獲得。
オジー・オズボーンのソロはDiary of a Madman、The Ultimate Sinで6位、
トリビュート〜ランディ・ローズに捧ぐで6位、
No More Tearsで7位、Ozzmosis、Down to Earthで4位、
その後はBlack Rainで3位、Screamで4位、
Ordinary Man、最後の作品Patient Number 9で3位と、
全米1位こそ取れなかったものの、
帝王の威厳はしっかり示してくれました。
著・METAL IS FOREVER店長 本間（2025/08/22）
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