スウェーデンのハードロックバンド、GHOST(ゴースト)の6thアルバム、
SKELETÁ「スケルタ」が全米1位を獲得!
なんとハードロックのカテゴリーでは、
2020年11月13日にリリースされたAC/DCのPower Up以来、
約4年半ぶりの快挙です!
METALLICAの72 SEASONSが全米2位で、
ブラックアルバムから6作連続全米1位を逃し、
LINKIN PARKのFrom Zeroも全米2位と、
やはりロック系は最近はやらないのかといった状況の中、
本当に素晴らしい出来事です。
Ghost - Peacefield
今回初の全米1位を獲得しましたが、
実は確実にステップアップしての全米1位となっています。
今回はそんなGHOSTの経歴を振り返って見ようと思います。
GHOSTは2006年スウェーデンにて、
ヴォーカル、メインソングライターのトビアス・フォージを中心に結成。
2010年には1stアルバムOpus Eponymousをリリース。
カテドラルのリー・ドリアンが設立した、
Rise Above Recordsからのリリースだったため、
さらにはトビアス・フォージがパパ・エメリトゥス1世を名乗る、
ドクロの司祭といった怪しげな格好だったため、
ドゥームメタル系のアルバムかと思ったら、
ダークでオカルトっぽさはあるものの、
ベースはポップさも併せ持ったハードロックであったため、
海外ではもちろんその異色なサウンドが話題となりました。
Ghost - Ritual
2013年の2ndアルバムInfestissumamではビルボード28位と初のチャートイン。
そして2014年8月にはSUMMER SONICで初来日を果たすこととなります。
夏の日本、屋外フェスとのサマソニとの相性が心配でしたが、
大きなステージだからこそそのパフォーマンスは映えたようで、
現在のアリーナロック的なスケールの大きい音楽性の片鱗が見られますね。
2015年の3rdアルバムMelioraでは全米8位と一桁順位を獲得するとともに、
Ciriceがベスト・メタル・パフォーマンス部門でグラミー賞を獲得。
2018年の4thアルバムPrequelleはビルボード3位と、
完全にビッグアーティストの仲間入りをしたと、
感動に近いものを覚えました。
音楽性もドゥームやカルトな要素が減退、
グラミー賞にもノミネートされたRatsなど、
スケールの大きいサウンドが中心となり、
アリーナロックバンドとして成長していった印象ですね。
しかしながら国内盤のリリースがなく、
世界との温度差も感じる瞬間でした・・・。
とはいえ2019年3月21日にDownload Festival Japan で再来日を果たしました。
発表されたときはまさか?と驚きましたが、
実際のステージも幻想的なステージの中、
ダークさとポップさが合わさった不思議な空間に、
多くの日本のファンが魅了されることとなりました。
生で見ることができたのは本当にいい思い出です!
2022年の5thアルバムIMPERAでは遂に全米2位!
80年代を思わせるメロディアスでスケールの大きいサウンドと、
現代のオルタナサウンドが融合し、
懐かしさがあるけれども古くさいサウンドではない、
不思議なサウンドを聴かせてくれます。
そして今年2025年は全米1位と着実にステップアップを果たし、
再来日も待たれますが、
調べたところ日本のチャートでは洋楽週間チャートで19位、
翌週は30位以下で順位がわからずといった状況でした。
今回国内盤もリリースはされていますがこの状況ですので、
海外との温度差がより強まっている気がしますが、
なんとか日本でもGHOST熱が高まってほしいものです!
著・METAL IS FOREVER店長 本間(2025/05/9)
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