
X(旧Twitter)で「メタラー」がトレンド入り、
何か来日か新譜かと思って覗いてみたら、
「メタラーは浮気しない」といったものでした。
トレンドの要因となったポストがどれかはわかりませんでしたが、
なかなか面白いデータもありました。
別のパートナーを探す国際的な出会いサイト「Victoria Milan」によると、
ユーザー6,500人に好きな音楽が何かを調査したところ、
以下の結果となりました。
1.ジャズ 19%
2.サルサ 14%
3.ポップ 13%
4.カントリー 12%
5.ラップ 9%
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12.ヘヴィ・メタル 2%
このサイトは所謂不適切なパートナーを探す人が利用するものですので、
そういった人達はこういった曲を好んで聞いている、
逆に言えばこういった人達はメタルはあまり好まない。
そしてメタル好きな人は浮気せず一途であるということらしいです。
眉唾物の話!とは思いますが、
浮気は別としても物事に関して一途だというのはなんとなくイメージできます。
僕がメタルに出会ったのは高校3年から大学のあたりで、
大学2年か3年のころから本格的にメタルにハマると、
その後四半世紀にわたってず〜っとメタルを聴き続けています。
大学卒業後もメタルが好きでタワレコで働き、
今のTシャツショップも経営するようになりました。
仕事もメタルに関するものを20年は続けているのは自分でも驚きですね。
一途とは別に忠誠心が強いというのもあります。
僕はほぼ毎日、365日をメタルTシャツを着て過ごしていますが、
同じく毎日メタルTシャツを着て過ごす方も少なくないはずです。
もし毎日メタルTシャツを着ていなくても、
クローゼットにはおそらくかなりの数の黒いTシャツ、
メタルTシャツを所持しているのではないでしょうか?
他のジャンルでバンドTシャツを大量に所持しているというのはあまり聞かないので、
これもメタラー特有なのではないでしょうか。
そしてCD、レコードなどの音源も大量に所持している方が多いのも特徴ですね。
人によっては部屋一つがCDで埋まっている、
千枚どころか万単位で持っているなんて話も聞きますし、
同じ音源であってもリマスターが出れば買う、
○○周年の記念盤が出れば買うなんてことも多く、
同じ作品を何枚も持っているケースは本当に多いですね。
さらには輸入盤ではなく値段の高い国内盤を購入、
ボーナストラック無しでもライナーを隅々まで読み込む方も多いはずです。
Burrn!も捨てられずにまだ大量に所持している方も多いことでしょう。
以前も何度か書いたことがありますが、
「頭がいい人はメタルを聴いている」とのデータが有り、
頭がいい人は他人とのズレを感じやすく孤独になりやすい、
そのストレスを解消するには同じ状況の曲を聴く、
怒っていれば怒りの曲を聴いて、
孤独を感じていれば孤独な曲を聴くことでストレスが軽減されるというものです。
眉唾物の話でもこういった考え方があるので、
あながち間違いではないのかもしれません。
曲調はもちろんですが、
歌詞も戦争、死や政治、はたまた剣とドラゴンの重厚なストーリーなどですので、
単純に恋愛との接点がないとも言えますが、
グラムメタル、ヘアメタル、LAメタルあたりは、
超キャッチーな曲にド派手な衣装、そしておねーちゃんと、
ここだけ妙に異質なものの何故か違和感はないのです。
例えばダウンロードフェスでDream Theater、Bullet For My Valentine、
Mastodon、Soulflyといったバンドの中、
「Steel Panther」は明らかに異質ではありますが、
否定的な意見もなくフェスにしっかりマッチしており、
メタラーの懐の深さを見せています。
メタルを聴き始めて四半世紀経っても、
まだまだ奥の深さを感じますね。
著・METAL IS FOREVER店長 本間(2025/04/25)
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