太古のロマン感じるジュラ紀の海、
フランス、ルクセンブルグ、オーストリアの海底にて、
新しく発見された「クモヒトデ」の化石に、
なんとメタル・バンドのの名前が付けられました!
付けられたのはフランスのバンドGOJIRA (ゴジラ) 。
ジョーとマリオのデュプランティエ兄弟が中心となり、
1996年フランス・バイヨンヌにて結成され、
ブルータルかつテクニカル&インテリジェンスなサウンドが特徴、
2021年4月30日リリースの7thアルバム
FORTITUDE 「フォーチュード」も好評を博しています。
発見された化石は、
「Ophiogojira labadiei」、
「Ophiogojira andreui」、
「Ophioduplantiera noctiluca」と名付けられました。
GOJIRAはあの特撮映画、
日本が誇る怪獣王「ゴジラ」からとられており、
元々のスペルは「GODZILLA」でしたが、
法的問題により2001年に、
現在の「GOJIRA」に変更となった過去を持っています。
つまり日本のゴジラからとられていれば、
「Ophiogodzilla」となるところですが、
今回はバンド名からとられているのです。
日本でこそあまり知名度はないですが、
世界的にはかなりの人気を誇るため、
今回名前が付けられたのも納得ですね。
このようにメタルバンドの名前が付けられたケースは実は結構あります。
ジュラ紀の海に生息していたワニに、
Lemmysuchus(レミスクス)の名が付けられています。
これはもちろんMOTORHEAD(モーターヘッド)の、
Lemmy Kilmister「レミー・キルミスター」のことであり、
2015年のレミーの死去に悲しむ学芸員Lorna Steelさんが、
「英雄の名前をつけなければいけない」として、
レミーの名前をとって、Lemmysuchusとしました。
このワニは体長が約5.8メートルに達したとされ、
まさにレミーの名にふさわしいワニです!
さらには428万年前の多毛類(ゴカイやイソメなど)にも、
"Kalloprion Kilmisteri"と
レミーの名前が付けられています!
METALLICA(メタリカ)も当然のごとく名前が付けられており、
新種の深海甲殻類に「Macrostylis metallicola」の名が付けられています。
Torben Riehl博士、Bart De Smet博士が命名し、
Riehl博士は子供の頃からMETALLICAが好きだったのだとか。
これにはMETALLICAメンバー達も大きな喜びを示しました。
他にもスウェーデンのルンド大学のMats E. Eriksson教授が、
4億2000万年前に生息した虫の化石に、
あの超ハイトーン・ヴォイスの使い手、
KING DIAMOND「キング・ダイアモンド」の名をとって、
"Kingnites diamondi"と名付け、
オニイソメの祖先の化石に、
「ウェブスタロプリオン・アームストロンギ(Websteroprion armstrongi)」と、
CANNIBAL CORPSE(カンニバル・コープス)のベーススト、
Alex Webster「アレックス・ウェブスター」の名前をつけています!
前述の"Kalloprion Kilmisteri"も
Eriksson教授が名付けており、
メタルに関した名前を付ける、
素晴らしすぎる教授ですね!
そしてNIGHTWISH(ナイトウィッシュ)の名前も、
新種のキノコバエに付けられています。
生物学者のJukka Salmelaによって、
中心メンバーでありキーボーディストの、
Tuomas Holopainen「トゥオマス・ホロパイネン」の名前から、
「Tuomaanvarjokainen」の名前が付けられました。
実は新生物にバンド名、ミュージシャンの名前が付けられることは、
珍しいことではなかったりするんですね。
HR/HMを聴いて育った人達が、
新しく名前を付ける際に自身の影響を受けたバンド、
ミュージシャンの名前を付ける・・・。
この名前がずっと残っていくと思うと、
ロマンを感じると共に、
これからどんなバンドの名前が付けられるか楽しみですね。
もしかするとこれを読んでいる方の中から、