2021年The Rock & Roll Hall of Fame、
「ロックの殿堂」入りを果たすアーティストが発表されました。
今回は以下の6アーティスト。
FOO FIGHTERS、Tina Turner、THE GO-GO'S、
Todd Rundgren、Carole King、JAY-Z。
フーファイおめでとう!
そしてさらに嬉しいニュースが!
Randy Rhoads「ランディ・ローズ」が
ミュージカル・エクセレンス賞(Musical Excellence Award)を受賞です!
ようやく・・・という気がしないでもないですが、
ランディの才能が「ロックの殿堂」に認められたのは嬉しい限りで、
この件についてはオジーもSNSやラジオで、
「彼がロックの殿堂に認められたことを神に感謝する。」
「ランディの才能が認められ、正当な評価を受けることを嬉しく思う。」と
コメントしています。
他にもルディ・サーゾ、トム・モレロがランディの件で、
喜びのコメントを述べています。
しかしノミネートされ、
投票で上位ながらも今回殿堂入りを逃したバンドが・・・。
そう、我らがIRON MAIDEN「アイアン・メイデン」です!
ファンの人気投票では4位に入っており、
FOO FIGHTERSは5位でした。
ファン投票の上位5組が「ファン投票」として1票加算され、
「ファン投票上位=殿堂入り」ということではないですが・・・。
JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)も過去にノミネートされたことはありますが、
残念ながら殿堂入りはしておらず、
すでに殿堂入りを果たしたALICE COOPERは、
この2バンドについては殿堂入りすべきだとコメントを残しています。
KISSのジーン・シモンズ、ポール・スタンレーも
IRON MAIDENが殿堂入りしていないことに対し、
苦言を呈しています。
重要なバンドが殿堂入りしていない、
またはノミネートが遅いことに関し、
(殿堂入りの資格は最初のレコードがリリースされてから25年後、
IRON MAIDENは2021年になってようやくのノミネート)
TWISTED SISTERのディー・スナイダーは、
ロックの殿堂が「ヘヴィメタルをリスペクトしていない」と発言。
ロックの殿堂側は「あらゆる形のロックンロールを大切にし、
ノミネートされたアーティストは80%殿堂入りしている」と
ヘヴィメタルがないがしろにされているわけではない旨のコメントしています。
確かにロック=ハードロック、ヘヴィメタルではなく、
もっと広義のものではありますが・・・。
しかしIRON MAIDENのブルース・ディッキンソンは
ロックの殿堂についてかなり否定的。
ノミネートされなかったことに喜びのコメントを出したり、
「ノミネートされても断る」と言ったりと
ブルースはこういった権威主義が大嫌いなよう。
グラミー賞もそうですが、
HR/HMへのリスペクトは感じにくいですからね。
しかしながら今回のランディ・ローズの受賞に関しては、
オジーの喜びのコメントが示すよう
ランディが認められたと言うことで、
非常に嬉しい話でした。
受賞することで今までランディのことを知らなかった人が、
彼の名前、ギタープレイを耳にする機会が増えますし、
そこからHR/HMに興味を持ってくれる可能性もあります。
素晴らしい才能を持ったギタリストですので、
多くの人達に触れてもらった方がいいことは間違いないです。
確かにロックの殿堂もグラミー賞も、
HR/HMへのリスペクトは薄いですが、
HR/HM発展、存続のために利用できるものは利用していった方がいいのかもしれません。