令和2年も終わりにさしかかってきたところでビッグニュース!
なんとKimberly Goss「キンバリー・ゴス」がメタル界に復活です!
といっても若い人にはもうなじみがないかもしれません。
キンバリー・ゴスは、
アレキシ・ライホとSinergy(シナジー)を結成し、
当時はかなり話題となったバンドです。
キンバリーはアレキシのガールフレンドで後に結婚し・・・。
そう女性ヴォーカリストなんですね。
美しくもパワフルな歌声は印象的で、
そのルックスもアレキシとともに「美男と野獣」などとも言われました。
アレキシとは離婚したようで、
子育てに専念するために14年前メタル界を離れたのですが、
このたび娘さんが十分成長したということで、
今回復活することとなったようです。
HR/HM界も女性アーティストがかなり増えてきており、
今回は女性が活躍するバンドをフィーチャーします!
女性HR/HMアーティストを象徴する存在と言えばDoro Pesch「ドロ・ペッシュ」。
ドイツ出身のヴォーカリストで、
Warlock(ウォーロック)を結成し後にソロ・デビュー。
1980年代から活躍し、
パワフルな歌唱は正にカッコイイ女性という存在!
Sabina Classen「ザビーナ・クラッセン」も、
メタル界に大きく貢献。
Holy Moses(ホーリー・モーゼス)を結成し、
女性デスヴォイスの先駆け的存在として活躍。
今ではおなじみとなった女性デスヴォイスも、
彼女がいなければ存在していなかったかもしれません。
アグレッシヴな女性ヴォーカルと言えば、
Angela Gossow「アンジェラ・ゴソウ」!
元Arch Enemy(アーチ・エネミー)で、
その女性とは思えない強烈なデスヴォイスは、
当時かなり驚かれました。
現在バンドのマネージャー活動に専念しているのは残念ですが、
Alissa White-Gluz「アリッサ・ホワイト=グラズ」が、
現在Arch Enemyで活躍しています。
元The Agonistのヴォーカリストで、
アンジェラに負けないほどのデスヴォイスで、
Arch Enemyの新たな存在として活躍しています。
男性に負けないパワー溢れるヴォイスだけでなく、
女性らしい美しい歌声のアーティストもドンドン増えてきました。
元Nightwish(ナイトウィッシュ)の
Tarja Turunen「ターヤ・トゥルネン」は、
美しくパワフルなソプラノ・ヴォイスで
現NightwishのFloor Jansen「フロール・ヤンセン」は
ロックな歌唱からオペラチックな歌声までを様々に操り、
壮大で美しいNightwishとの相性は抜群でした。
Within Temptation(ウィズイン・テンプテーション)
Sharon den Adel「シャロン・デン・アデル」も
女性メタル界を象徴する存在で、
9オクターブの音階を自在に操るというとんでもない歌声の持ち主!
「天使の歌声」と賞賛されるのも納得です。
美しい歌声と言えばEpica(エピカ)の
Simone Simons「シモーネ・シモンズ」。
甘美なソプラノ・ボイスは、
歌姫と言うに相応しい存在です。
海外だけでなく日本のHR/HM界でも女性は活躍。
その中でも一番輝いているのがBABYMETAL(ベビーメタル)。
日本だけでなく海外でも圧倒的存在感を誇り、
日本独自のメタルとして活躍しています。
他にもヴォーカル交代がありながらも、
ポップとメタルのサウンドを合わせながら活躍するAldious(アルディアス)、
正統派メタルとして存在感を示すMary’s Blood(メアリーズ・ブラッド)、
和をコンセプトとした正統派バンドの「陰陽座」、
メイド姿のハードロックバンドBAND-MAID「バンドメイド」、
そしてテクニカルかつ超正統派サウンドで、
世界からも注目されるLOVEBITES(ラヴバイツ)など、
日本のバンドもかなり充実しています。
今回のキンバリー復帰はさらに女性メタラーにパワーを与える出来事ですので、
今後どうなっていくか見物ですね!