全世界的に未だ収束の兆しが見えない新型コロナウィルス。
今までソーシャルディスタンスしたままライヴ開催したDESTRUCTIONや、
観客を入れずに有料ライヴ配信を行ったPHANTOM EXCALIVERなど、
新型コロナウィルスがまだ蔓延する中でライヴを行う、
”新しいライヴ”の形を紹介してきました。
そんな中DOKKEN(ドッケン)がライヴを行ったことが話題となっています。
Dokken "In my Dreams" 7/17/20@ Dr. Pepper Park Roanoke Va.
7月17日、アメリカ、バージニア州ロアノークで開催されたライヴは、
SOCIAL DISTANCE SHOW(ソーシャル・ディスタンス・ショウ)とされましたが、
ファンによって撮影され、公開された映像を見てみると、
この映像の限りでは、ソーシャル・ディスタンスが徹底されているようには見えず、
観客がマスクを付けているようには見えませんでした。
曲と曲との間には観客の歓声らしきものも聞こえます。
日本では来場者は50%以下を目安、
人と人との距離を1〜2メートルとる、
出演者もマスクやフェイスガードを着用、
声援やハイタッチを避ける、
来場者の氏名や連絡作を把握する。
こういったものがライヴハウス感染予防のガイドラインとされています。
動画では分からない部分で対策なども行われていると思うのですが、
日本のガイドラインから考えると、
もし出演者や観客の中に1人でも感染者がいると、
大きく拡がってしまうのではないかと思ってしまいます。
もし日本でこんな感じでライヴが開催されたら
ものすごいバッシングを受けてしまいそうですね。
またこの公演にはギタリストのジョン・レヴィンは参加せず、
レブ・ビーチが代役として参加しています。
ジョン・レヴィンの父親が90歳と高齢で、
高齢者が感染した場合には重症化や死亡のリスクが高いため、
今回の不参加となったようです。
バンド側としても新型コロナ感染のリスクがあることを理解ながら、
ライヴを開催しているようです。
観客がマスクをしていないのはやはり気になりましたが、
海外ニュースで見た話で、
数週間前フランスで開催された野外コンサート、
観客はほとんどの人がマスクをつけておらず、
なんと警備員すらマスクをつけていませんでした。
観客のインタビューもありましたが、
「本当はつけた方がいいんだろうけど・・・」と、
マスクをつけずにコメントしていました。
マスクは予防のためではなく、
人に感染させないためのものという意識がまだまだ低いようですが、
日本はもちろん海外でも収束してくれないと、
海外バンドの来日が困難となってしまうので、
日本はもちろん、海外の人たちも、
新型コロナに感染しない、感染させないということを、
今一度考えてほしいものです。
ただ今回一番驚いたのはドンの歌声・・・。
LOUD PARKでも声の劣化が話題となっていましたが、
今回もちょっと聞くに堪えないほどでした・・・。