現在オーストラリアで問題になっている大規模森林火災。
昨年9月以降ずっと火災は続き、
世界的な問題となっています。
この件に関してMETALLICA公式がコメントし、
NSW Rural Fire Service(ニューサウスウェールズ州地方消防局)、
Country Fire Authority(ビクトリア州の消防局)に
75万豪ドル(約5,592万)を寄付を約束し、
ファンにも協力を呼びかけています。
METALLICAは自身が創立した慈善団体、
「All Within My Hands Foundation」で
チャリティー活動に取り組んでおり、
チャリティーコンサートや慈善団体への寄付などを行っています。
宗教的な理由や税制優遇など、
様々な理由で海外ではチャリティー活動が盛んですが、
今回はHR/HMバンドとチャリティーの関係について見てみましょう。
まずはIRON MAIDEN -アイアン・メイデン-
2011年3月11日の東日本大震災で、
このときの3月日本公演は中止に。
その次の公演地リオで、
ブルースは日本の危機やなくなられた方へ、
哀悼の意を表してくれました。
その際日本公演用のデザインをチャリティーTシャツとして販売し、
売り上げのすべてを日本のために寄付してくれました。
他の活動として、
特別支援学校の音楽療法セッションにブルースが参加した際の
動画も公開されています。
あの帝王OZZY OSBOURNEも寄付を!
打楽器を使い「Crazy Train」を演奏する子供達の映像を気に入り、
この楽団に1万ドルの寄付を行いました。
ウガンダやルワンダの孤児院の12万人の子どもたちを支援する、
「エンド・ザ・サイレンス」と題されたチャリティー・キャンペーンにも
オジーは参加しています。
LED ZEPPELINのギタリストJIMMY PAGEは、
ケチ伝説があるほどの人物ですが、
チャリティー・コンサートの開催、
広島の原爆被災者のため、
全額寄付の広島慈善公演を行ったり、
子供達を支援する財団のメインスポンサーを務めていたなど、
チャリティー面でかなりの活動を行っています。
他にも様々なバンドがチャリティーの音楽活動を実践。
SONATA ARCTICA、FAIR WARNING、GOTTHARD、LAST AUTUMN'S DREAM、EDGUY、SOILWORKらのバンドが、
東日本大震災チャリティ・アルバムとして、
ワン・フォー・オール・オール・フォー・ワン(未発表曲、書き下ろし曲で構成された内容)を
リリースしています。
MR.BIGも東日本大震災チャリティーCD「THE WORLD IS ON THE WAY」を
会場で販売していました。
HR/HMチャリティーで一番大きいのはやはりHear 'n Aid「ヒア・アンド・エイド」。
"We Are The World"のHR/HM版といえるもので、
アフリカ飢餓救済チャリティ−・プロジェクトとして、
DIOのメンバーを中心に立ち上げられました。
ロニー・ジェイムズ・ディオ、
ロブ・ハルフォード、ドン・ドッケン、
ヴィヴィアン・キャンベル、
イングヴェイ・マルムスティーン、
ジョージ・リンチ、デイヴ・マーレイ、
エイドリアン・スミスらそうそうたるメンバーがレコーディングに参加。
他にもヴィンス・ニール、ミック・マーズ、
ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジ、
ブラッキー・ローレスらもコーラスとして参加しました。
そこでレコーディングされたのが「STARS」。
本家"We Are The World"を思わせる、
「We are stars」のサビが印象的で、
リレー形式で歌がつながれていきます。
素晴らしいシンガー達の、素晴らしい歌声はもちろんのこと、
凄腕ギタリスト達のギターソロが圧巻!
まだまだやんちゃな人たちも多いですが、
そんな彼らも一緒になってチャリティー活動に参加しているのは、
なんとも微笑ましく素晴らしい!
日本でもX JAPAN、YOSHIKIのチャリティー活動が有名ですが、
有名人がチャリティーを行えば、
被災地などの状況が伝わりやすいですし、
チャリティーに協力しようとする人も圧倒的に増えるはず!
今のこんな時代だからこそ、
これをきっかけにチャリティー活動が広まっていってほしいですね!