こんにちは!
メタルTシャツショップMETAL IS FOREVERの本間です。
2/11に行われた第61回グラミー賞授賞式、
「最優秀メタル・パフォーマンス賞」は今回、
TRIVIUMやUNDEROATHを抑えて”HIGH ON FIRE”が獲得しました!
SNSでも知らないバンドという声も上がっており、
確かに日本でそこまで知名度のあるバンドではないので、
今回はHIGH ON FIREが一体どんなバンドなのか紹介します!
HIGH ON FIREは1998年に米国オークランドにて結成。
ストーナー・ドゥームバンド、SLEEPのギタリスト、マット・パイクを中心に活動を開始し、
2000年に1stアルバムThe Art of Self Defenseをリリース。
HIGH ON FIREではマット・パイクはギターに加えヴォーカルも務めています。
ジャンル的にはドゥーム/ストーナー・メタルとされていますが、
そもそもこれはどういったサウンドなのか?
ドゥームは初期BLACK SABBATHに代表されるように、
ミドル、スローのズッシリとしたサウンドが特徴。
スピードが重視されやすいメタル界では珍しく、
遅さと重い音作りが重視されています。
ストーナー・ロック(メタル)は前述のドゥームに、
サイケデリック・ロック、ガレージ・ロックのエッセンスを取り入れ、
重く、埃っぽく、ブルージーなサウンドが特徴。
ドゥームのように重さはあるものの、
遅さはそれほど重要視されません。
ストーナーの意味は石では無く、
危ない薬でハイになって状態を表しており、
歌詞や楽曲もそのトリップ感を表現したものとなっています。
そしてHIGH ON FIREのサウンドですが、
ドゥーム/ストーナー・メタルとされていますが、
遅く重いドゥームの要素の曲ばかりというわけではなく、
むしろBLACK SABBATH的なヘヴィ要素と、
MOTORHEAD的な爆走サウンドが合わさった、
ヘヴィであり、爆走ロックンロールであり、スラッシュであり、
マットの獣のような歌声と唸りを上げるギターとベース、
暗黒、轟音、破壊、爆走といった言葉が似合うサウンドが印象的です!
事実、最新アルバムElectric Messiahは
MOTORHEADのLemmy Kilmister「レミー・キルミスター」に捧げたもので、
「Ace Of Spades」さも感じられるアルバムに。
HIGH ON FIRE 「Electric Messiah」
グラミー賞を獲得したこの曲Electric Messiahですが、
狂気の渦で唸るギター!
マットの野性的なヴォーカルと、
疾走ではなく激走、爆走と表現するのにふさわしいサウンド!
メタル、ロック、パンク、スラッシュなどカテゴライズすること事態がかなり困難ですが、
ただ一つ格好いいのだけは間違いなし!
この曲を聴いただけでもHIGH ON FIREファンが日本でも増えることは間違いなし!
このメルマガを書くに当たって音源を聞き直していますが、
聞き終わった後でも唸りを上げるギターが頭の中にずっと残り、
正にトリップするかの如く、クセになるサウンドです!
グラミー賞受賞をきっかけに
HIGH ON FIREの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか…?